住宅のデザイン性と設計の知恵

住宅のデザイン性を上げる事のみを考えると、表面的な仕上げのみをイメージする方も多いと思いますが、”空間の居心地の良さ”という考え方も重要です。
居心地の良さを考えるときに重要になるのは、設計の知恵です。
ここでは、デザインにかかわりの深い”空間の居心地の良さ”を上げるテクニックをご紹介します。

中庭

中庭のある家は、空間にゆとりを与えてくれます。また、開放感とプライバシーの確保を両立します。中庭のある家は「コートハウス」とも呼ばれます。デザイン性の高い住宅の多くで、中庭を持つ住宅が数多くあります。

吹き抜けの設計

吹き抜けは、デザイン性の高い住宅や、建築家の設計する住宅に多く見られる手法です。吹き抜けは、階段や段差と組み合わせるとより空間が面白くなります。吹き抜けの設計をする場合の注意点として、床の剛性がなくなるので、その部分を上手く保管してあげる必要があります。具体的には、剛性の高い構造を採用したり、吹き抜けに火打ちを入れる等の方法があります。

トップライト

都内でデザイン性の高い住宅に多くみられる方法です。トップライトは、通常の窓から光を取る場合と比較して、3倍効率の高い採光方法と言われています。狭小地の住宅にも多用されています。トップライトが取れない場合はハイサイドライトという方法もあります。トップライトを取る際の注意点は、雨仕舞の設計です。シーリング材が劣化することにより雨漏りが起こらないように設計及びメンテナンスをしてゆく事が重要です。

段差の設計

こちらも都内のデザイナーズハウスに多くみられる設計手法です。段差を設計する事により、空間を区別する方法は建築家の設計する住宅に多く見られます。空間に多様性を産みますが、一方でバリアフリー等を置き去りにしないように設計していく事が重要です。

外構の作り方

住宅のデザインとは直接関係がなさそうな、外構の作り方もデザイン上大事なポイントです。特にアプローチを含む道路から家までの動線をどのように設計するかによって、家が醸し出す雰囲気が大きく変わってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。デザイナーズハウスに多く見られる、設計の手法には共通点が見られます。またこれらの手法をデザイン性の高い建材と組み合わせてデザインする事で、より五感に訴えるデザインが可能となります。一方で住宅はデザインだけではなく、耐久性や性能・品質も考慮してトータルに選ぶ必要があります。これらの得手・不得手は住宅の依頼先によっても異なりますので、各社の特徴をチェックしながら依頼先を選定していきましょう。

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